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フィーチャーキックオフミーティング


開発に入る前に、チームメンバーを集めてフィーチャーキックオフミーティングを行いましょう。アジェンダ、ウォークスルー、フィードバック、問題を解決する他の方法などについて話し合います。

このプレイの目的

新しいフィーチャーの価値に対する自信を育み、丸投げするのではなく協力して仕様に磨きをかけます。

ヘルス モニター共通認識価値と指標 概念実証の改善に取り組んでいる場合は、このプレイを実行すると役立つでしょう。

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なぜこれが必要なのか

これが、顧客調査から判明した、製品を差別化し、お客様を喜ばせるフィーチャーです。この最終リリースを出荷すべきだったのです。さっそく取りかかりましょう。

ですが、ちょっと待ってください。チームは状況を把握していません。このフィーチャーが解決する問題について、たぶんあなたは憶測を立てていることでしょう。ですが、このフィーチャーの成功を測定する方法については合意を得ていません。現実を見つめましょう。興奮のあまり、設計上や技術上の課題を見落としている可能性があります。

バックログがユーザーストーリーでいっぱいになる前に、チームをまとめて詳細を確認しましょう。そうしなければ、不明確で質問だらけの状態で開発を始めることになります。

誰に参加してもらうべきか

このためにチーム全員を集めましょう。

開発を開始する前にフィーチャーキックオフミーティングでチームと関係者の意思統一を図ります。
ユーザーのチーム
スタッフ

6 ~ 9 人

時計
所要時間

60 分

難易度: 低
難易度

プレイの実施

キックオフミーティングを開催する前に、新しいフィーチャーがただのコンセプト以上のものであることを確認します。ただし、設計が完全に固まるまで待たないようにしてください。

準備物

ホワイトボード

マーカーまたはペン

付箋紙

ゴム製のニワトリのおもちゃ

準備

コンセプトを構築する

キックオフミーティングの前に、プロダクトオーナーまたは設計者は完成度の低いユーザージャーニーマップを構築し、何を使って成果を測定するかを大まかに考えておく必要があります。しっかり準備して参加できるよう、セッションの前にそれらをチームと共有します。

広い壁やホワイトボードがある場所でフィーチャーキックオフミーティングをスケジュールします。数分早く到着し、そのスペースにあなたが計画したユーザージャーニーを掲示します。

ステップ 1

フィーチャーの概要 (10 分)

キックオフミーティングの参加者全員を歓迎し、フィーチャーの概要とその背景を伝えることから始めます。このフィーチャーで対処する問題や機会について、およびさらに大きな目標やイニシアチブにどうつながるかについて説明します。調査や証拠となる背景情報を引用しながら、ターゲットユーザーのペルソナと、このフィーチャーが彼らにもたらす価値を紹介します。その後、成果の測定に対する意見を述べます。

注意:これは、フィーチャーキックオフの前に「十分な」仕様を作成し、スコーピングを行っておこうという考え方です。この段階では欠陥や抜けがあることが想定されます。チーム全体でその穴を埋め始めることが、このミーティングの目的です。

不適切なパターン

共有が遅すぎる: 仕様が「決定」だと見なされると、チームからのフィードバックを基に方向転換する機会を失う可能性があります。

ステップ 2

フィードバックを受ける (10 分)

ユーザージャーニーに入る前に、チームからフィードバックを受ける時間を取ります。チームメンバーが何も言わず首を振っている場合は、次のような質問を投げかけ、話しやすくします。

  • このフィーチャーで提供しようとしているものについて、私たちは共通の理解をしているでしょうか?
  • このフィーチャーに対し、あなたは何を望みますか?
  • このフィーチャーに対し、どのような不安がありますか?
ヒント
ヒント

ターゲットカスタマーのペルソナの観点からフィーチャーを導入し、実現します。

ステップ 3

ユーザージャーニーのウォークスルー (15 分)

キックオフミーティングの前に作成したユーザージャーニーを覚えていますか? 最初から最後までそのジャーニーのウォークスルーを行います。ユーザーがどのようにそのフィーチャーを見つけ、どのように利用し、どのように利用を止めるかを確かめます。ウォークスルーをしながら、そのフィーチャーがどのように問題に対処し、どのようにお客様との摩擦を減らすか、あるいはお客様に価値をもたらすかについて話し合います。

ウォークスルー中はフィードバックのために中断する代わりに、全員に付箋紙へ意見を書き留めてもらいます。こうすることで、1 人のチームメンバーがうっかりウォークスルーを乗っ取り、困った事態になることを回避できます。

ステップ 4

批評と代替ソリューション (20 分)

ユーザージャーニーマップの最初に戻ります。ステージごとに、全員に付箋紙を貼ってもらい、チームのフィードバックについて話し合います (新しい質問や懸念を付箋紙に書き留めるだけでかまいません)。

各チームメンバーの普段の役割については忘れてください。今は全員で、このフィーチャーがどのような失敗をする可能性があるか (セキュリティの脆弱性、ユーザビリティの不備、技術的な制約など) を考え、それを回避する方法を提案する時間です。

すべての質問と懸念を、プロダクトオーナーの回答や決断と一緒に文書に記録します。

ステップ 5

まとめ (5 分)

現在のチームの取り組みを明確に理解するには、他にどのような情報が必要ですか? それはなぜですか?

フィーチャーに関する未回答の質問を回答期限付きでチームメンバーに割り当てます。通常、それらの質問に答えるには、追加のユーザー調査、ミーティング中に浮かび上がったエッジケースの具体化、技術設計に対する考察などが必要です。

ヒント
ヒント

チームのプロジェクトの標準的な進め方にフィーチャーキックオフミーティングを加えましょう。チームのバックログが増える前にフィードバックループが定期的に回ってきます。

成果の確認

チームでヘルスモニターセッションをすべて通しで、またはチェックポイントを実施して、改善しているかどうかを確認してみましょう。

その他のパターン

地理的な境界を越えたチーム

このプレイは、複数の場所に分散するチーム向けにカスタマイズすることができます。早めに Confluence ページ上でコンセプトを共有し、VC が備わっている部屋を予約します。

フォローアップ

キックオフミーティング後にチームメンバーが新しい質問を思い付いた場合、その質問と予想される回答を仕様に追加します。

その質問を適切なチームメンバーに割り当てます。提案された回答が気に入った場合、割り当てられたメンバーは単にその回答に同意するだけでもかまいません。

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